毎年言っているような気がするが、1年が過ぎるのはあっという間である。
そしてこの時期になると今年やりたかったこと、やらなければいけなかったこと、やると決めたことを振り返り、その半分も成し遂げていないことに後悔と無力感を感じるのも恒例行事となった。
とは言え先日記事にしたとおり積年の課題だった投入堂参拝登山を達成できたことは個人的には今年の数少ない成果の一つだった(と勝手に誇っている)。
投入堂はまともに人間関係を構築することのできない自分のような対人恐怖、社交不安人間にとってはジャンダルムより困難な山だったのだ。この「偉業」達成一つだけで今年の面目は保たれたと言っても過言ではないだろう。
実は投入堂登山の翌日、京都の伊根にも立ち寄っていたのだが、傘が裏返るほどの強烈な雨と風にさらされるわ、遊覧船に乗ってもインバウンド客の喧騒で全く風景を楽しむこともできないわで散々だった。
まあ冬の日本海側の天候も、インバウンド経済も自分の力ではコントロールできないので仕方がない。伊根の舟屋観光はベストシーズンを見極めて仕切り直し、また訪問しようと思った。
『輪るピングドラム』の劇場版『RE:cycle of the PENGUINGDRUM』前後編を配信で鑑賞。
基本的にはTV版の総集編だったが、難解だったTV版が分かりやすく再構成されており、ようやく自分の中でこの物語のテーマが腑に落ちるようになった。
愛と自己犠牲が運命を変える物語は美しい。
だが、(これはまどマギやウテナ等にも言えるのだが)これ系の物語には常に「本当に自己犠牲は必要だったのだろうか?」という素朴な疑問が付きまとう。ピンドラが名作であることに異論の余地はないが、そこがモヤモヤする点ではあったので、陽毬・苹果とは別々の道を歩むことになったけど、冠葉と晶馬は消えてないしちゃんと生きていくよってことが明示された劇場版はバタフライエフェクト的な一抹の救いのある結末だった。
2024年はまだあと1か月ある。情報処理技術者試験の結果発表が年末に控えているし、他にも成し遂げたことは後日書く予定。現在進行形で進めている「約束」もある。
最後まで時間を大切に使い、悔いの残らぬよう2024年を締めくくりたい。